7番ファーストバゼルギウス

私が好きなことを書くブログです。

大口至上主義者について

相場の世界には大口至上主義者がいる。

 

先日youtubeで大口至上主義者の動画をみて思ったことがあるので記事にしていきたいと思います。

 

ちなみに私は反大口主義者です。

 

大口至上主義者とは、相場は大口の狩場であり、大口が全てを操っている、大口最高!!という考えの持ち主だ。

 

 

確かに板の薄い超小型株であれば、値動きを操ることができるだろう。ただそんな誰も取引しない、超小型株を誰が買ってくれるのか?そもそも利食いすらできない、小型株を吊り上げてなんの意味があるのか?含み益には違いないが利食いできない含み益など含み損と全く変わらないのである。

 

現にこのようなバカげた発想をもって巨額損失事件をおこし散っていった銀行やヘッジファンドのトレーダーたちがどれだけいることか。。なぜならヘッジファンドの評価基準は含み益なのだから。契約更新のため利食いできない株を吊り上げて含み益を作り散っていくという愚かな結末だ。。

 

また我々個人投資家のように、反転を確認して、エントリー、割れたらロスカットというような小回りが必ずしもできるわけでもない。

 

エントリーは分割で入っていかないといけないし、損切りも、一斉にできるわけでもない。。

 

自分の取引で相場が動いてしまうことを考慮して取引を進めていかないのである。

 

 

からしたら、それはもはや足枷でしかない。

 

あと大口というのはトレードおいて一番邪魔なプライドがある。それは会社でやってるため、地位、名誉が発生するからだ。実話で映画化された8000億円損失を出してベアリングス銀行を破綻に追いやった事件のトレーダーも社内ナンバー1のスーパートレーダーだった。しかしプライドがあるがゆえに損失をひた隠し隠蔽工作を続け銀行を崩壊させたのである。 映画 マネートレーダー銀行崩壊

 

大和銀行ニューヨーク支店巨額損失事件の井口さんも支店ナンバー2の実力保持者であったが、蓋を開けてみれば12年損失を隠しつづけて1100億円もの損失をだしていたのである。

 

プライドがあるため巨額損失事件を引き起こしたトレーダーの事件などキリがないのである。

 

我々個人投資家に誰々より成績をあげたい、出世したいなどの欲があるか?そもそも損失をひた隠しにする必要があるか?それもこれも大口の悩みである。

 

相場は大口に支配されてるわけでもなく常に適正価格なのだ。

 

これが反大口至上主義者の私の意見である。